産毛の隅々にまで霜がおりるほどの朝の冷え込み。
冬、冬、ほんとうに冬、のはじまりです。
この冷え込みがなければ、春はこない。
暗闇がなければ芽吹かないというのと同じ。
咲いたままの姿をフリーズさせる美しさ。永遠に。
このたびの滞在はわずか5日間。
行き帰りで一日ずつ潰れてしまうので、実質3日間だけの活動だった。
セラピスト1名で施術は10名。
今回も受けに来てくださってありがとうございました。
仮設では初めての方もいらっしゃれば、2回目、3回目、という方も。
繰り返し来てくださるとお体の変化などわかってうれしい。
初めての方にはトクセンの紹介から。
毎回、皆さまのお体を通して気が付かされることがあります。
勉強させていただいています。
今年最後なんだな、という何か感慨が赴く前から腹にあって。
いつも以上に、いつも通りでありたいと願ってきた。
今回こそそうできなかったことが悔やまれます。
個人的な事情で早々に切り上げることになってしまい、各方面の皆さまをがっかりさせてしまいました。
この場を借りてお詫びいたします。
キャンセルをしてしまった方々、申し訳ありませんでした。
また暖かくなったら、必ず伺いますのでその時にまたよろしくお願いいたします。
仮設にあるみんなの家をお借りすることが増えた今年。
行政と、皆さんの思いと、現実と、残された時間と、多くのことを複雑にあみこみながら決めていかなければならない、常に試行錯誤の一年であったのでは。
みなさんのお気持ち、事情、背景、夢、わずかではございますが、お話を伺うことができて私はありがたい気持ちでした。
心からどんな皆さまのおこころも、応援したいと思ってきました。
どんなときだって、何を言ったって、今にしっかり根差し生きている皆さんのお姿、お声、まなざし、すべてが励みになっていました。
来年が皆さまの思い描くような一年に少しでも近づいたものでありますように。
日中は晴れるととても美しい山並みを見せてくれていました。
財産ですね。
また来年もよろしくお願いいたします。