本日のお客様、Ａさんが作成された春の匂い袋。
春らしさって～？ と少し考えてメモ ・・・めぶき、さくら、、、
大地からのパワーがカラフルな色をともなって上がってくる言葉が並びました。
香りの調合は白檀を中心に大茴香や丁子、藿香、など甘い感じに。
桂皮でさらに優しい甘さを引き立て柔らかくまとまりました。
愛らしいピンクやラメの袋に紐をあわせたり、色選びもたのしい悩み時間。
銘は「いぶき」。
選んだのは「ＥＬＭ」。 しっかりと新緑を添えました。
メッセージは「真のコミュニケーション」。心に響くわ、とおっしゃいました。
一緒に般若心経をお唱えし、この一年の禍福を祈りました。
Miss A participated. She thought of spring and created beautiful fragrance bags.
She used only natural incense ingredients. The name is "Breath".
She also enjoyed picking colorful bags and strings. The oracle card she caught is Elm. The message of the card is "true communication".
We chanted Heart Sutra in front of scent bags and cards and prayed for happiness of the year.
夜勤明けで来てくださったＡさんは病院で働く看護師。
いまの私からは小さな戦士に見えました。
こんな小さく可愛らしい姿で、タフな業務に心を砕いて向きあっている。
激動の数か月を語る彼女は、話しながら元気になっていきました。
始めは香原料の香りを弱く感じておられましたが
ブレンドしてゆくうちに香り同士がお互いを引きだしあって
やさしい甘さの中に芽吹きのパワーを秘めた作品になりました。
愛するひとの香りはずっと手元に置いておきたい、
この香水はかつての甘い初恋を想起させる、など香りが幸せな思い出と絡んでいる一方で
誰かの体臭は我慢がならなかったり、苦手な人のパフュームをそれだけの理由で避けたりもします。
香りは記憶と直結します。
ゆえに嘘がつけない、素のままのあなたのこころ
どんな香りを覚えていたいですか？
日常に合成香料があふれている昨今、どれほど素材の香りを嗅ぎ分けられるでしょう。
生花の香りを最後に嗅いだのはいつだっけ。。
そう思って、慌ててお花を買いに出かけようと思った午後でした。
Miss A is a nurse working for a hospital. She came by dawn.
Her job, the past few months was turbulent. While restoring her speech, she recovered her spirit. She blended natural fragrances and completed a soft scented bag with power.
The scent is directly connected to memory through olfaction. Memories are engraved in the brain with scents. What kind of memories and scents do you want to memorize?
Nowadays synthetic fragrance is overflowing, how much can you smell the fragrance of the material? When was the last time you sniffed the scent of fresh flowers?
I thought so, it was an afternoon in my hopes of going out to buy flowers in a short panic.
