セラピスト1名訪問で、25名の施術をおこないました。
仮設住宅二か所二日間、ケアサービス内での活動二日間、でした。
来てくださったみなさま、ありがとうございました。
久しぶりの施術でコリコリの方もいらっしゃれば、
運動や体操などを継続され、順調に体が整ってこられている方も。
他愛もないお話をして、トクセン、アロマトリートメント、クラニオセイクラル、などの施術をその方のご様子に合わせて提供しました。
食べてきたモノ、考えてきたこと、感じている気持ち、全部そこに現れています。
大丈夫といっても体はそうではないこと、
ここがしんどいといっても体は別のことを話していたり
体は正直だなあって、勉強になります。
だから何だっていうわけではなく、そうなんだねえって。
2年前、初回の震災が14日、本震が16日、におこりました。
今年もその日にむけ、テレビでは復興状況を伝えるニュースが相次いでいました。
昨年の夏には崩落した阿蘇大橋の近くに、阿蘇長陽大橋と戸下大橋という二つの橋がかけられました。
そこを長陽大橋ルートと命名。スペクタクルな眺めに度肝を抜かれます。
しかし応急なので、いづれ変わることもあるのでしょうか、今はわかりませんが。
国道57号と325号が最短で繋がり、市内から南阿蘇への移動はかなりの時間短縮になりました。
それ以外にも、自力で自宅再建ができない方への行政の相談、雇用促進、病院の充実、熊本城の再建、などなど
本当に少しずつ少しづつ進んでいっているのだろうと。
熊本市のHPにもあるのですが、復興計画書を読みました。
復興重点プロジェクトの一番にあがっているのが「一人ひとりの暮らしを支える」
時間もエネルギーも必要でしょうが、
「一人ひとりの」
そうであってほしいと願います。
皆さまそれぞれに大きな変容を余儀なくされてきました。
「住処」の今後の見通しをつけること、気持ちとのおり合いをつけること、
どのように選んでいくのか。
80代の一人暮らしの女性が自宅を再建、一から立て直すという決断をしたり
親戚や子供をたよって他県へ引っ越しをしたり
断層を避けて同じ市内の古民家に移住しはじめようとしたり
それぞれです。
お会いするたびに痩せて眠れなくて、どんどん痩せてあっという間に老け込んでしまわれたかたも
地震直後の状況よりも良い、と顔をみせてくださった。
それぞれが
それぞれに、何かをつかんで腑に落とし
気がつかないほどの希望を胸に、今までを過ごしてこられたのでしょう。
みなさまお一人ひとりの幸せと健康を心から祈ります。