together with global breathing

こころが動いたことを綴ります。永遠に地球が平和でありますように。

トルコ 備忘録

 少しだけトルコ旅のことを書きたいと思います。

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親日の国トルコ。

そんな漠然としたイメージしかなかった地に立つことがあろうとは。

 

2019年5月に催行された聖なる女神巡礼の旅に参加してきました。

YUUKAさんの夫、ギョカン君によるとトルコは女神たちの土地として知られ、
多くの神殿や遺跡も残っています。

エデンの園は、現在のトルコ、シリア、イラク、イラン、に当たるところ。

しかしここでの女性性は何十世紀にもわたり抑圧され続けている、と。

 

この旅では個人的統合が進むのと同時に

訪れた地で祈ることで女性性と男性性の釣り合いがとれるように意識しました。

 

ここで敢えて断りますが、

女性性とは、寛容や労わり、優しさ、受容性、柔らかさと柔軟さ、感覚・情念、育む、内包する、をなど

男性性とは、力や強さ、鋭さ、厳格さ、情報や思考、直感・決断、冷静さ、などを

つまり、象徴的に表わしています。

 

どんな人の中にも女性性と男性性があり、それぞれを時に応じて使い分けています。

良い悪い、というカテゴリーから少し離れてそれぞれを対等で扱っていく、

そういう意識です。

 

 

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例えばオベリスク。スルタンアフメットにありました。

これは大地から垂直に上るエネルギーにも見えます。

神社の千木も、立てにのびるは男神(天)、横に広がるのは女神(地)。

国力を見せつけるためにエジプトから運ばれてきたのでしょうか。

 

無意識にパワーがあるものが素晴らしい、と思ってしまうかもしれません。

私たちはしらずしらず、そのような時代を歩んできました。

その先に今があるために、たとえ歴史は勝者の記録であっても感情的になるのは早計です。

どのように知らされてきたのか、分析的かつ冷静に自分の目でみていきましょう。

 

しかし、日本とは全く違う磁場の影響を肉体は受けているため、体の声を聞くことも忘れずに。

 

内なる男性性と女性性の使い分けをとにかく心にとめておくこと。感じること。

ただそのままに、感じてみようということ。

 

 

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どこを歩いても柔らかなムード。

犬や鶏、猫やロバに会っても、今が青春と言わんばかりに咲き乱れる花々も

どんな存在でも許されるような、調和そのものの村、シェリンジ。

育む母の懐で遊ぶような、安心しきった子供のように過ごすことができました。

インナーチャイルドも同じように大切にしていこう、ふっとそう感じる時間でした。

 

 

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アルテミス神殿の跡地。ここな女性性のなかにあるはつらつとしたパワーを受け取りました。

甲冑をつけ旗を翻す女神のような。

知恵と迅速な判断に基づいた策略もあり強い、でもそれだけではない。

女性性におけるパワーとは、一体どんなものなのでしょう。

 

 

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コンヤのルーミー廟には世界中から多くの信者が集まっていました。

イスラム神秘主義の凄烈さ、その研磨しきった剣のような清潔さに合意したうねりを全体から、

ルーミーからは眩い父性を、

周囲に弔われている弟子たちからは生々しい息吹を、

ただそのまま、できるだけそのまま逃げずに受けとめました。

めきめきと、脳の奥深くで男性性が疼いてきます。

 

 

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ここで完全に内なるバランスを崩し、セマーを観覧できなかったことが悔やまれます。

しかし、しっかり心身ともに休ませたことで早朝から復活しルーミーのソウルメイト、シャムスッディーン・タブリーズィーの墓を再訪。

ルーミー廟から離れて祀られています。弟子たちのジェラシーゆえに。

しかし彼らにそんなことは関係ありません。

 

ここでは第二チャクラが温かく感じられ、肉体レベルにまで癒しが入ってきたように思えました。

 

男性性における癒しとは、どういうもののことをいうのでしょう。

考え続けていくテーマの輪郭をつかめそうでつかめません。

 

 

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カッパドキアに至る道すがら、どんどん蟻のような地底都市が見えてきました。

視力が弱く一つ目の、とても同種と思えない小柄なものたちのイメージ。

あくまでイメージだけれど現在の人類から遠のくように思えました。

 

あちこちで祈りの時間をもつために、ますます場の存在を無視できなくなります。

そのために来たのだから、受け入れてもらえたことの喜びがしみじみと寄せてきました。

しかしとうに未体験ゾーンです。

どう振る舞っていいのか考えないといけないくらいに、普段の自分が削がれていきます。

 

土地の物を食べ、飲み、浴びるだけではない、もっと遠いところからの共鳴。

初めて会った人に懐かしさを感じるような馴染みやすさと、

ずっと知っていた中に見知らぬエッセンスを発掘するような。

これが統合への道なのでしょうか。

 

 

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アヴァノスのホテルは、エキサイティングなことばかりで簡単に休ませてはくれず

遊ばれたなーと思いながら過ごしました。

満月とワインだけではないマジックに、悠久の存在へ思いを馳せました。

 

 

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 セブンテンプルへ。北斗七星を思わせる寺院跡。

追えないくらい、最後に手を合わせたのはいつだろうかと思うほどの静けさと、

近寄れないものたちのざわめきが同居していました。

皆が協力して掃除をし、全身全霊で心を込めました。お香やお経、マントラと踊り、音。

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ここで過ごしたこと、どこを思いだしてもかつてない新鮮さで繰り返されます。

思考と意思、こころがない交ぜになった思いが今もくすぶっています。

かけがえのないこの数時間の滞在を

ここに住む子供と同じくらい、大切に向き合っていこうと思います。

 

 

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その存在を知ってからとっても訪れてみたかったギョペクリテペ。

12000年前、宗教的まつりごとを執り行っていただろうという遺跡です。

 

ここでは遠足の児童たちとバッティング。

にぎやかに話しかけてくる子供たちと共にいて、どんな風に瞑想できるだろう・・と思いきや

ホテルで余分に荷物を積みこんでしまったハプニングで時間調整。

最高のタイミングで全員で遺跡を囲み祈ることができました。

 

遺跡が宇宙と繋がるポータルであるという白昼夢をみることに。

空気がなくても四方に美しいタルチョがたなびいていました。

 

ここは良く知っていたところ。

後になるほど強まる思いこみ。

危うい、うっかり陶酔しそうです。

 

 

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 遺跡を発見するきっかけになったホワイトマルベリーの樹。

愛おしい樹木。

どんなに干上がってもそこはエデン。

 

 

 

個性がバラバラの参加者同士が一丸となってクタクタになるほど祈った。

何せ移動がものすごい距離で

車中もそれぞれをキープしながらしっかり自己に向き合っていて

まさにご縁の集団、それ以上も以下もない、人に支えられての満願。

 

私は皆さんのバックグラウンドを何も知ら無いけれど

ただただ、ご一緒できたことを感謝したいです。

本当にありがとう。

 

 

春めいた季節、お花も輝いていた。

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