意識にあること以外を「ある」と認識できるでしょうか。
この世界はすべてが自分の認識で作られている。
認識できないもの、こと、ひと、事象、それは自分の世界に存在しない。
意識を働かせていないとき、この認識機能はゆるんで自由に認識外の世界を旅し始めます。
意識があるときに届かない世界はどこにあるでしょう。
それは夢の中。
いつか志した願い、小さな約束、駅の忘れ物、母の形見、糸の切れた凧、滑って落ちた川の流れ・・・
想像を軽く超え、縦横無尽につながることができます。
まるで現実のごとく五感を刺激してきます。
色とりどりの折り紙、頬にあたる風、手渡された松ぼっくりの硬さ、
干したての布団の匂い、遠くの汽笛・・・
それもまるでそこで生きているかのように。
眠っているのに生き生きと生きているかのように感じることができます。
世の中を生きるにはほぼ無用な世界の出来事。
これは星の言葉では12ハウスの出来事と見ることができます。
もうお休み、人生をお休み、今生での振り返りと次の世界を行き来するような。
昏睡状態、といってもいいでしょう。
現実でなしえなかった世界で、ここに身を置きながら意識が羽ばたいているのかもしれません。
ポセイドンの神話はパワフルです。負け戦が多いですが塩の泉を大地から沸かせた彼。
海をつかさどる神の荒々しく人間臭いストーリー。
海より大きな水は夢の中にあります。
無限にある創造の源泉。
現実や常識から解き放たれた感情のパワーを夢は現実のように見せてきます。
お空を回っている海王星は太陽から45億キロメートル離れているので表面温度はマイナス220度。
4本の輪をもち表面に水素の嵐が吹き荒れていて、木星や天王星に似た成り立ちといわれています。
直径は地球の約4倍。大きくて極寒、手の届く存在とは思えない惑星ですね。
公転周期は約165年。
海王星が1から12ハウスまで一周するのに165年かかる、という意味です。
その海王星が本来の座(魚座、12ハウス)に帰還して7年が過ぎようとしています。
海王星は一つのお部屋に14年滞在します。
今は魚座14度をゆっくり歩んでいます。
サビアンシンボルは「きつね皮をまとった女性」
狐のファーを巻いている女性は何を考えているでしょうか。
抜け目のない狐の知恵を備えた女性が見る夢って?
惑星を思うと想像力が加速します。
頭をあげて、遠く遠く、肉体を伴って行けないところへ思いをはせます。
そこへ夢は簡単に私たちを運んでくれるでしょう。
海王星がアクティブになっている時期に見ている夢は
いったいどんな無意識を私たちに投げかけているでしょう。
星のご加護のもと、夢の中へ。
3月4日(日) Astro Dream Cafe 13~17時半
皆さんの夢をシェアします。
青い青い、コバルトブルーを感じながら。