年神さまはやってくる
掃き清まった玄関から、磨き上げられた壁や階段をかけあがり
全てのお部屋すみずみまで
鬼門も裏鬼門も関係ない
水場もクローゼットもヒミツのノートの隙間にも
まだなじまない、未来の香りを携えて
年神さまが気持ちよく
そっと留まれるような祭壇をしつらえ
大晦日からつづく静寂をベールに
この世の恒久の平和に基づいた人々の笑顔をこころに
誓いのあかしに灯した炎
どんな状況にあっても生きるを選んで生まれたいのち
魂が燃え尽きるまで輝かせていこう
新年、ありがとう