together with global breathing

こころが動いたことを綴ります。永遠に地球が平和でありますように。

9月の活動報告@熊本

長月、吉日

 

この夏秋のトレンドは台風ではないか、というほどどこへ行っても暴風雨に出くわすここ最近だった。

被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます。

 

初秋の南阿蘇は、黄金に染まる稲穂と

小さな双葉をだしたばかりの蕎麦の緑が見事なコントラスト。

流れる風と高くなる空には明らかに季節の移ろいが見てとれた。

 

6日間の滞在、セラピスト2名で、45名の方を施術させていただいた。

クラウドファウンディングは現在のとこ4000円。資材提供もgattより全面的にサポートいただいた。

みなさま、いつもご支援ありがとうございます。

 

8月同様、ファームランドへも訪問。

今までのことを聴かずともお話ししてくださった。

震災のあの日のことは、断片的に詳細で、語るも苦し、語らざるも辛し

しかし伝えることでなにか降ろしているような・・・共有できる時間をただその場にゆだねた。

現在のことに話題が移っても、仮設住宅の完成が延長になったり

先の見えない「待つ」をさせられているような、握れない未来を見せられている感じがした。

 

印象に残った言葉は

「同じ南阿蘇でも被災はこまかく地域によって違う。

だからご近所同士でもなにかしらの遠慮や区別が生まれている」

全壊の隣が無傷、極端な例だがそんなシチュエーションがありうるのだと。

 

災害のたびに世界から絶賛される日本人の我慢や労わり。

でも同じ人間。

お腹の中の気持ちはわからない。

 

非常時は、いのちであればだれだって利己的になる。

それは恥ずかしいというより自然なこと。

だから途切れることなくいのちは繋がってきた。

その気持ちを自覚しコントロールすることで秩序と繁栄を手にしてきた。

 

わたしたちに、だれにでも、そういう思いがあるということに気が付く

そういう苦いおまけもつけて、毎日を感じながらつないでいる人を想った。

 

 

なんとなくワークショップをしたいなあ、と思っていた。 ひらめきでアロマ石鹸を橋本先生と作成して持参した。

 

すべての人へお渡しできるほどの数はなかったけど 小さい子と一緒のお母さんの手に渡ってくれたようす。

 

当たり前に自然がある南阿蘇には、必要ないかもしれなかったけど 自己満足のプレゼント、受け取っていただけて幸せでした。

 

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以下、個人的なこと・・・

 

毎回が「なんじゃ~!?」っていうシンクロニシティや出会いで満ちている訪問。

施術を一日終えて、体を癒すのは地元の温泉。

ホクホクと日参していると毎回お会いする方が出てくる。文字通り裸のお付き合いに。

地元の方に顔を覚えられたり、クライアントさんにお会いしたり

もう会うこともないと思っていた人にもあったり、ドラマな再会は驚きと喜び。

そういう嬉しい深まりがある一方で、衝撃的なお別れの方もいる。

プライバシー保護の観点からかけないことばかりだが、とてもこころを痛めている。

心配は相手のエネルギーをいい方向へは引かないので、できるだけ明るいイメージを送っている。

 

あまり畳みかけないで。どうぞ、お手柔らかに。