夜がどれだけ更けていっても 一番寒いのは陽が出る直前 群青の朝から空が燃える時を過ぎてもまだ冷え込んでゆく 夏なお白く雪を頂く山脈が仄明るくなるころ 平野はまだまだと霜柱を伸ばし 雲が頭上に無くとも漂う粉雪が消えずそこにとどまり続ける 一陣の風…
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