熊本三日間、お仕事ありがとうございました。
毎朝クスノキの巨樹に元気をもらって皆さまとの時間を無事に過ごせました。
加藤神社にも御礼参りを済ませました。
ご来場の方、ご出店の方、主催者の方、
たくさんの方にお世話になり感謝でいっぱいです。
また来年もよろしくお願いいたします。
ヒーリングマーケットに出店し始めて
慣れないことだらけで内心オロオロすることもあったけど
声を気軽にかけてくれる人達のおかげでどうにか居られるようになっていた。
お陰さまで本当にありがたいけれど、そういうことにもなぜか戸惑うのです。
壁を作っているつもりはないのだけど
あまり周囲へ気が散ると手がおろそかになるような未熟ゆえ
わたしの今はこうなんだな、という気持ちをつど受け入れる。
地方巡業を決めた去年、どんどんイベントがキャンセルされる中
歯をくいしばって(多分)続けてくださったおかげで
今年も行脚を広げていけそうな感じがしました。
自分の環境も変わり、根を張ることに憧れつつも
流離うほうが息がしやすい時もおおいにある。
生きることに希薄なのは承知、
内と外の変化が混じり合うその課程そのものでいこうと思うのです。
印象深いことばがありました。
「お客さんを教育してあげなきゃ」
教育??
「できることと知ってることを紹介していかないと。もっと言ったほうがいい」
・・んー・・そうですか~。
「そしたらお客さんが付いてくれるんだよ」
えーそんなからくりが~。
「まあ、ライバルだからこれ以上は教えないけどさ」
ラ、ライバル!!!!???
出会いは思いもよらない言葉にも思考にも意識にも満ちています。
「あなたはどういうつもりで店出してんの?」
って言われたような気がしました。
そうだなあ、どういったらこの方に伝わるのかなあ。
でもそれほど興味はなさそうだから、とりあえず持ち帰って考えてみよう。
そして機会があれば話すってことにしましょうね。
どんな思いで何をしているのか、
全てに理由を説明することもないでしょう。
でも未知なるものを丸呑みしてとりいれていくのも面白いかもしれません。
個人レベルでは日常のハプニングの後に出店が相次いで
うっすらとチャレンジを求められているのだなと自覚しておりました。
自らに向き合って打ち勝っていくことも挑戦のひとつ。
なかなか頑固な自分レベル、合格点が辛いモノになります。
ひとつひとつ、きっと昨日より何かいいかも、で参ります。
目の前に開けるドッグランで無邪気な犬どもが駆けまわっています。
痛みなくうごけるってすばらしい。
躍動する肢体のなんと美しいこと。
主人との間にある深い愛情の豊かなこと。
冬枯れの木立だからこそよくみえる野鳥たち。
赤い腹をくるりと回し絶妙なバランスですっ飛んでいきます。
乗り合いバスのなかでカーテンレールが揺れるたびヒヨヒヨ音を立てていたけど
小鳥の優しい声にはかないません。
三つ離れた席の男子は10分で麺をすすり終え、お茶をいっぱいおかわり。
スマホを3分いじって席を立ち
月曜日の食堂はごく自然なディスタンスにもどります。
何も世界に貢献をしていない時間だらけで
座ってるだけでごめんなさいって言いたくなるけど
いろいろなあり方を感じるにつれ
幸福が静かに内に満ちていくのです。
ありがとう、いのち。