薔薇は特別なムードを纏っている。
一本立ちで充分な存在感なのに、
束になってこられたらどうしていいかわからない。
水あげをして、この暑い風にふかれ
どんどん開いていく姿にそわそわする。
来てくれてありがとう。
送ってくれる人のいる喜び。
ワイルドな棘がざくっと手にのる。
こうやって生きていることに気がつかせてくれるのね。
ぼっとしてたら足首を蚊にくわれた。
こっちのほうが自分らしい気付きのような気がして
身の丈も教えられる。
こんなに目が離せない。
こんな風に生きていたころもあった。
その時はわからなかったけど
自分が発している光が強いと思うときがあった。
どれだけバトンをもらってきたんだろう。
恥じないでいきたい。