線状降水帯の通過後であったため
細い山道は川になった様子がうかがえた。
落石と土砂と折れた枝が載積。
役場の人がどけてくれる。
おかげで車が入れる。
こういうインフラ整備は現代において大事なのだ。
その先に集落があるということ。
細やかに落ちる滝が日差しに輝いていた。
そうはいっても岩戸神社までの途には
車のお腹をこするほどのまあまあの落石があり
どうにか無事にたどり着けますようにと祈りながらゆく。
奥宮は山奥に止めた車からさらに少し山を上がったところ。
巨石として祭ろわれていた。
祠前にある石舞台で舞う、そんな伝統をまだ繋いでいる。
天に遮るものなく樹木に囲まれながら奉納する文化。
捧げたり祭ったり、そんな国に生きていることが誇らしい。
土砂崩れまでいかず、
石のお山が砕けて落ちていた。
石英のかけら。
大地はあと何年したら水晶の輝きを放つのだろう。