韋駄天の年始ご挨拶にしては少々荒っぽいのでは。
正月気分も吹き飛ぶ思いだったことでしょう。
今年も平穏であるよう願うばかりです。
熊本空港から国際線の便が続々増えている。
空港からの移動はバス。アジア諸国からの旅行者と乗り合わせた。
二人連れの女子が圧倒的。スーツケースにキャラクターのシールを張って、手持ちのかばんはフワキラ。
つややかなストレートロングヘアにニット帽、短いスカートからのびる華奢で長い足、
ノーメーク風?お肌もピカピカ~。
バス停について、ぞろぞろと降りてゆく彼らは誰もバスの運賃を計算していない。
短い英語でやりとりでいけるときもある。
しかし無理な人はお一人お一人お札を崩し、手に載せて運転手に見せ、金額分を取ってもらう。
コインを両替しただけでポンッと降りていってしまう女性には、運転手が清算分を料金箱にいれ、おつりを持って下車したお嬢さんに渡している。
交通費のお支払いが済み、運転手が降りて彼らのスーツケースを出し手渡し。
全て終わってから
「お待たせいたしました。次の停車駅は〇〇~。ただいま4分遅れで発車しております。お急ぎのところ申し訳ございません」
のアナウンス。
私の息子だといってもいいくらいの若い運転手さんの丁寧で誠実な姿勢に涙。
これは当たり前ではない。
数駅バス停を通過して、彼はファ~っと深いため息。
下車時、懇親の笑顔とありがとうを真心からお届け。
良く晴れた空に中岳がもくもく白煙をあげていた。
今年もよろしくね。