together with global breathing

こころが動いたことを綴ります。永遠に地球が平和でありますように。

リマインド三ノ宮

9月1日はマヤ歴の元旦であったとか。おめでとうございます。

 

その初夢は、

渡してある板を踏み外し温かく澄んだお湯にうっかり足を入らせてしまった。

足湯になってしまった格好。しょうがない‥と腰を下ろして膝まで温まる。

ゆらゆらする水面に光が輝いて静かな時間だった。

 

今年の太陽暦の初夢は、

メモリアルパークで亡き師匠と一門でお花(散華?)を海にくべながら読経していた。

海と空は夕焼けか朝焼け間近のころ。海面が暗くうねっていた。

 

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1995年1月17日、阪神淡路大震災がおこった。

東京の地下鉄ではサリンが撒かれテロとは何か、ということをうっすら考えた年。

全国的にいろいろな事件があった一年だったが

当時の三ノ宮周辺を自転車で回った衝撃は今でもリアルに思い出せる。

 

ジオラマのように横倒しになった高速道路。

燃え尽きて炭しかない住宅街。その煤けた臭い。

どこに行っても電気は薄く町全体が仄暗かった。

ようやく動いていた電車から見える風景は青いビニールの屋根。

どこから片づけたらいいのか見通せないほどのガラスと瓦礫。

少し前までは立派なお家やお庭だったというのに。

 

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私たちは家がなくなったり親が忙しくて見てもらえない子供たちと

六甲のYHでキャンプをして遊ぼう、というお手伝いに出向いた。

 

東京の研究室で見ていた火事と震災その後の映像しか情報はなく怖かった。

兵庫に入る新幹線はいつもよりゆっくりに感じ、

眠りに落ちている仲間が少し羨ましかった。

 

スーパーバイザーが初めてその時笑顔で話しかけてくれた。

「緊張しとるんか。行ってみればどうにかなるて。」

自信がなくて何もできない自分にすでに完敗していたのだった。

そんな気持ちを見通され恥ずかしかった。

 

子供たちは普通にこどもだった。

夜中に何度も起きて大声で泣き叫んだりする以外は。

小さなグループで地震の話をするでもなくしないでもなく遊んだ。

 

キャンプファイヤーも大いに盛り上がった。

私が演じた出し物の歌を同じグループの子供がずっと歌ってて

「よっぽど嬉しかったんだろうね。誇らしかったんだろうねえ。」

と言ってもらえて初めて気が付いた。

こどもたちの真っ新な柔らかいこころに感動した。

 

あの子たちは今頃どんな大人になっているだろうか。

 

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9月3日から三日間神戸サンボーホールでイベント出展する。

お互いに気が付かなくても、あの時に袖すれあった多少の縁があるように。

お一人お一人にこころを込めて施術しようと思うのであった。

 

歴史に刻まれることが個人の生き方を大きく左右するように

あの時から少しづつ世の中に目が行くようになったおかげで今の自分がある。

今できることをできるだけ、同じ時間を過ごそう。

 

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この訪問に寄せて直観的に作成したコーン型インセンス2種。

サンダルウッド(白檀)のトップノードから

ミルラ(没薬)とフランキンセンス(乳香)のベースがしっかりきいています。

ぜひ瞑想や心を落ち着けたい時などに。

中東の聖所のようなイメージが湧きました。

 

お線香のおはようとおやすみもお供します。

定番のありがとう香(財布にお便りに、万能香)も。

柔らかな和の香りが必要な方にわたりますように。

 

静かな祈りの時間も持とうと思います。

 

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