full moon の十五夜を迎える前にお彼岸に入りました。
26日まで、小さなチャレンジをお勧めいたします。
身体とともにある此岸での生活を振り返りましょう。
惰性にもなっている生活パターンや食生活、思考傾向、
心身に影響しているけど止められないこと、何か思いつきますか。
例えば、エンドレスで動画をサーフしてしまう、
スマホチェックは数えきれず布団にまで持ち込んでいる、
テレビやネット環境は24時間オープンにしている、など
電子機器系の依存状態は日常化しています。
お彼岸の間だけでも自主的に制限してみましょう。
夕ご飯の後は画面を見ない、寝る前には電源からオフにする、
(コンセントから抜くことを強くレコメンド)
など室内や身の回りに帯電している時間を意識的に減らしてみましょう。
脳のシナプスが本来のパルス状態に戻る時間を持つことで
睡眠の質も変わるかもしれません。
身体に良いからと飲んでいたお茶は昔は薬でした。
少なからずカフェインも含まれていたり、効用の恩恵に預かってきました。
慢性的に摂取しているものを一時的にでも止めてみると
本来の薬効を実感することができます。
コーヒーや紅茶など香りの強いものは
体液にもその香りがうつり、嗅覚にもごく自然に作用しています。
彼岸明けの一杯が格別なものとなること請け合い。
五感の精度が高まり感覚はよりクリアになります。
人体が水分でできていることにも深い実感を得るでしょう。
アルコールも言うに及ばず。
百薬の長とするため
意識的にコントロールできる強さも養えます。
食物も体が欲しいというより脳が欲しがっている場合が多いです。
お腹がいっぱいなのにもう少し、という習慣があることに気づきましょう。
そしてできる時だけでもいいのでその一口を
育ててくれた大地や、運んでくれたり作ってくれたり売ってくれた人のために、
ここまで命をつないできてくれた祖先に、両親や友人に、
お供えするのもいいかもしれません。
タバコ、ギャンブル、など急に止めることが難しいものもあるでしょう。
一箱を半分に、パチンコで使うお金も減らしてみたり、
できる範囲で意識してみてください。
儀式にまでする必要はなく、
その分を今思いつく大切な存在に捧げてみる。
分かち合うことで連綿と続いてきた系譜を養うことができるでしょう。
関係性の中でしか実在することがないのが私たちです。
どんなに寂しくても
誰にも理解されなくても
ただの一人きりで在るものはありません。
彼岸に渡った方々ともつながって今があります。
あちらとこちら、そのヴェールが薄くなるお彼岸に
少しだけ気にしてお身体を軽くすることで
懐かしい方々との交流を育めることでしょう。
ここにこうしていられることに絶え間ない感謝を。