together with global breathing

こころが動いたことを綴ります。永遠に地球が平和でありますように。

冬至イヴ2022

明日の朝早く、まだ陽の上る前

ぴたりと冬至を迎える。

射手座が秋から冬に空が深まるように明け渡す今日。

朝陽は真っ赤に空を塗り上げておはようとさようならを告げる。

 

霜が下りた芝の坂を上がって歩く。

寝ている間にバラバラになった

ワタシの分子を寄せ集め成形する。

 

各関節がミシミシと軋んで

高くなり始めた細い三日月すら見上げられない。

 

硬く乾いた山羊座の季節に身体も同調するのか

しなやかさを取り戻すまで足元に集中しよう。

 

 

 

「AFTER YANG」を鑑賞。

映画『アフター・ヤン』公式サイト|10.21[Fri]公開

AIの進化は目覚ましいのだろうけれど

こころの在りかはどこか、いつも考えさせられる。

人間ってなに。

 

 

メタバースのことを知りたくて本を読んでいたこともあり

身体をおいて意識はどこに向かうのか、

どちらに進化のベクトルを定めていくのか

混沌の時期らしく答えがない問いを温め続ける。

 

 

感覚器について意識的に脳内再現したり

身体をより引き寄せて感じながらこころがどこにあるのか

歩きながら探してみる。

 

 

眼を見張るような鮮やかな映像美を見れるということ

映画館の外は明るいということ

 

坂本龍一の音楽で心拍数が下がるという感覚

大学生のおしゃべりが内容まで聞き取れなかったこと

 

粉雪が肌の上で溶ける感触

蕎麦屋から漂うゆで上がった香り

汁の味まで舌の上で踊りだしそう

 

手で抱きしめること

抱きしめてこれ以上ないほど近いのに

もっとその奥に入っていけるような

鯨が深海に戻っていく安堵感に似た

ひとつという意識

 

 

 

陰極まるとき

たっぷりと時間をかけて感じながら知りながら

境界をもっと超えて夢を見よう。

 

夢のような現実を。