together with global breathing

こころが動いたことを綴ります。永遠に地球が平和でありますように。

IWAKI STAY

Day1
いわき駅は閑散。何かあった?!ドキドキしつつ大きな荷物をホテルにデポ。

災害ボランティア受付。初回者の説明を聞いてマッチングまち。
「泥だしです」「家具の掃除です」などの呼びかけに
自己判断マッチングに手を挙げる。
「土嚢に泥を詰める」にマッチ?5名で向かう。
家の敷地に入った泥が田に吐きだされそれを土嚢に詰める、ミッション。
まず、どこまでの深さが泥でどこからが田んぼかわからなーい。
でも作業はするのだ、ということで半分でも重く持てない土嚢をせっせと作成。
といっても主たる働き手はメンズ。モリモリと積み上がる土嚢の山、圧巻。
土嚢袋と人員を午後から5名追加し800個作りだした。メンバーも素晴らしい!
なすびもヘルプに来ていたことを後に知る。ありがとう。
家主の方にミカンやチョコ、お茶を差しいれいただき帰路。ごちそうさまでした。
温かいメンバーに恵まれ無事に終了。
洗濯や乾燥をしつつ夕飯を買いにでたり、銭湯へ。
シャワーが細くぬるいが貸し切り450円。
コインランドリーを休ませず体をしっかり休ませる。

Day2
8時50分、ボランティアの受付まち行列があり前倒しでオープン。
しかしマッチが決まって出発するまで1時間以上かかる。寒い。
ミッション「床下の泥だし、障子の洗浄」
細かい雨のもと10名で訪問。軒先で障子洗い、メンズは床さらい。
老夫婦、奥様の精気が失せた表情。夫さんのショックも伝わる。
あの日のお話、今は不眠があり辛い、失くしたものについて、浸水した時の状況、など。
午後からゆっくり晴れてきて、時間が1時間弱余ったのでお仏壇など家具の掃除。
奥様のお話が止まら無い。不安でしょう、いっこずつやっていきましょう。
ホテル洗濯機が争奪戦。ひかるの碁を読みつつまつ。洗濯が終わってもつい読む。

Day3
昨日ご一緒だったボラさんに会釈したりとか。関係がほんのり生まれてる。
ミッション「庭の泥だし」。
天気上々。バイク1名車2台、8名で伺うも、どこまでが庭?というくらい広大。
すぐそばのカーブした川が決壊し一気に水が入ってきたと。
剥がして床板、その最後の掃除と隅っこの泥だし。
庭は多種類の植物が植えてあり、サフランと小菊が咲き色を添える。
植物を傷つけないように泥を出すことができない。
心を痛めながらがりがりかきだした。枝に絡み着く漂流物が除きにくい。
ランチにお菓子やリンゴ、お茶の差し入れ。ありがとうございます。
どこまで土をかいてこれは終わりとなるのか?
終了時間でおわる。たくさんの渋柿とかりんを手土産に。

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Day4
マッチングをさくっと決めることで待つ寒さからのがれられる。
今朝は特に冷えて最後までダウンを脱ぐことができなかった。
ミッション「わらの撤去」
泥の重さに堪える3日間を経て「男子に体力では勝てない」など今更痛感。
わらの言葉にわらをもすがる思いで手を挙げる。
実践力を実感できるワークはやっぱりうれしい。
わらだけでなく小枝や流木もあり力仕事は分業。
リーダーから「頑張りすぎないよ~」と声をかけられる。
寒風吹きすさぶ中黙々と集中し300~400個の枝入り土嚢を作成。
限られたスペースがみるみる綺麗になっていくのは気持ちがいい。
現段階で被害の半分がどうにか片付いた、との家主談。
それでも190センチ水に浸かったものはもうさよならするしかない、
地震で全壊の一軒を取り壊し、
そこにあった使えるものを移動させたものを破棄。
一日も休まずに毎日10キロ離れたゴミ置き場へ迷う毎日。
想像も及ばない言葉を失う大変さです。
メンバーの怪我があり、送迎などで待っている間ゆっくりお話を伺えた。
一緒にボラする仲間、福島のあちこちから集まっているけど
地震原発の話題を聞くことはない。

Day5
ホテルをチェックアウト。大変お世話になりました。
ぐっと寒さが深まって着こむ。
連日お見かけする方とお話しながらマッチング待ち。
たくさんの「初回ボラ」さんが説明を聞いていて、
「2回目以降ボラ」さんと半々でチームを組むことに。
そのためにもう少し待つ。待ちも業務なのだ。
「水に浸かった納屋の家財を出す」
「家の外に出した家財を処分場へ運ぶ」
ミッションは3回目の訪問となるお宅へ。
ニュースでもある出来事で有名になり
自衛隊員が昨日撤収したてで、かなり被害が大きかった地域だった。
始めましてのメンバーとバケツリレーしつつ納屋の中身をだしていく。
なかなかチームワークがまとまらず、試行錯誤。コミュニケーション大事。
処分場へもっていくとかなり細かい分別をしなくてはいけない。
時間もかかる。2名追加され軽トラ2台で3往復にて終了。
家主さんのご希望に沿えたためいったんボラの依頼は停止に。よかった。
途中、新聞社の取材を受けている人もいた。
定時少し前にあがり、機材を返却し、報告をして
福岡から駆けつけた方からいただいたのお土産を食べつつ流れ解散。

開店したばかりの銭湯で埃を流し
予定してたより1時間早く帰路に。
いわきの日本酒が沁みました。


to be continue...