together with global breathing

こころが動いたことを綴ります。永遠に地球が平和でありますように。

2023七味五悦三会

2023総括

2023年は癸卯(みずのと・う)の一年でした。

十干の最後、水の弟で陰の気。

癸(みずのと)は、次のサイクルに向けた準備の時。

それに十二支の兎。

冬の気である丑寅が解き放たれ、

蕾が花開いていくような直前。

 

あるものが終わり、あるものが始まる。

そんな一年だったのではないでしょうか。

 

 

一段落させたのは、政治活動。

 

始まったのは、タハタ。

選挙で知り合った長野の方に声をかけてもらって、

田畑で作物を育てる好機に恵まれた。

 

全く違うベクトルで、情熱を傾けた年になりました。

 

 

さて、今年も七味五悦三会です。

友と出かけたり、連れて行ってもらったり、

美味しい、楽しい、嬉しい、を備忘録として残しましょう。

 

 

七味

 

タハタで採れたお野菜・お米

春の菜っ葉から、冬の白菜まで、

一年にわたって食べ続けることができました。

獣に全部食べられた、トウモロコシ。

なぜか足が伸びなかった人参。

ほとんど虫さんのために植わっていた、スティックセニョール。

それぞれのヒストリーがある野菜たち、美味しく頂きました。

プチトマト、きゅうり、オクラ、ピーマン、南瓜、ラディッシュ、白菜、西瓜。

特にこれらは大豊作で、楽しませてもらいました。

 

お米も餅米も、プロ米農家さんが認めるほどの豊作に。

だいぶ雀さんにはお裾分けしましたが、

今まで食べてきたお米の中でも、格別嬉しく身体に届きました。

 

多分、お仲間と、その子供らと、和気あいあい、身体を動かして

お日様を浴びて共に居た、という思いによって、

さらに舌に刻まれたのだと思われます。

 

石臼と杵でついたお餅

古民家にある石臼と、マー坊が持ってきてくれた杵。

精米し、洗って浸水し一晩、水からあげて竈で蒸し、

ホカホカの湯気のまま、力技でぺったんぺったん、米粒から餅に変身。

餅とり粉で受け止め、丸め、

きなこ、あんこ、ごま、のし、と変化も楽しい。

年末の風物詩になっていくのでしょうか。

 

恵美子手作りの、お魚つみれ鍋・おでん

弓子手作りのヴィーガン鍋・おつまみ

やはり手作りに勝るものはないですね。

気遣いと労りが、何よりもスパイスになっているのでしょう。

美味しくて嬉しくて、お代わりを何度もしてしまいました。

ありがとう。

大切にしていることを、尊重してもらえたこと。嬉しかった。

 

久虎の白出汁で頂くお蕎麦

https://www.instagram.com/hisa_tora/

一枚板の机が磨き上げられ、清潔さ、無駄のない店内。

そばつゆの色が濃いほうがしょっぱい印象だけど、

京風?なのか、雅な雰囲気で、しっかり味がある。

お蕎麦も出汁も、文句なく美味しい。

あまり得意ではない天ぷらも、サクサク頂けるのです。

 

発芽蕎麦が食べられる、奈賀井

トップページ | 手打蕎道 奈賀井

立派な古民家、高い天井に広い空間。塗りの器で供される。

こういうムードがまた、しみじみと美味しさを演出してくれます。

発芽させたお蕎麦の十割。どっしりとお腹に入りました。

味わう、にふさわしいお蕎麦です。

 

紅葉館のディナーで頂いた林檎のグラタン

信州高山温泉郷 七味温泉 紅葉館 – 長野県北部にごり湯の一軒宿 秘湯

温泉も素晴らしく、リニューアルしたお部屋は木の香りを放って癒されます。

その晩餐会では、すべてが完璧なタイミングで、

完璧な順番で、完璧な温度で、提供されました。

どれも美しく、美味しく、甲乙などつけられませんが、

グラタンの概念が変わった、という一点においてエントリーです。

 

十三月のかき氷

https://www.instagram.com/cafe_13gatsu/

猛暑でしたね。こちらにしては長い夏でした。

避暑地にふさわしい小谷村でも涼を取りたくて、思わずかき氷を頼みました。

何年かぶりの、器で頂くかき氷。

頭にキーン、とこない。氷の削り方にヒントがあるとか。

暑さあっての味わいなのでしょうね。

 

 

五悦

 

農作業、タハタ活動

その内訳として、祈年祭、田植え、草取り、水まき、稲刈り、

脱穀新嘗祭、種取り、餅つき、などなど。

イベントで皆と知恵と力を絞って計画、分担、分業。

天候に左右され、臨機応変の対応も必要だった。

 

芍薬農家さんのお花摘み体験も・・・素晴らしいものでした。

目くるめく満開の芍薬がひしめくビニールハウス。

「開ききったのは売れないから花をもぐんだ」

天を仰ぎ全開になった大きな花びらを、遠慮なく首からちぎっていく。

これほど贅沢に花と戯れたことはかつてなく、

静かに興奮しながら、この眩暈するほどの赤やピンクを持ち帰り、

お風呂やお部屋に敷き詰められたら、、と妄想してしまうのでした。

 

 

剣山

西日本において、高い山から登っているが

やっとお参りに行けた。そして大楠に出会えた。感無量。

その時は高ぶる思いを勢いで書きなぐったので、割愛。

同行のふみたん、いつもありがとう!楽しかったね。

 

多良間

今回は行ったことが無い浜を開拓した。

上げ潮にゆらゆら気を抜いていた海亀。

足元まで来ても、波に任せ、ゆらゆら、海リズム。

 

海亀とエイは、私に気が付くと一目散に距離を取りましたが、

海蛇さんは好奇心旺盛で、一直線に向かってきました。

お口が小さいため噛むことはない、と後で知るのですが、

その時はアタフタと逃げ出して、珊瑚で足を切りました。。

 

テーブルサンゴの狭間には椅子ぐらいあるシャコガイが半開き。

手を伸ばせるところで見つけたブルー珊瑚。

海での出会いも感動の連続であったが、

島の工事現場で働く人々との共同生活も、

キッチンやシャワーの取り合いでなかなかスリリングでした。

 

福島の研修

ボランティアの研修で訪問。

福一、福二、を遠望。

調べたこと、聞いたこと、学んだこと。

色々な気持ちにもなったし、考えたこともない事を考えた。

郡山では懐かしい友と再会。

4年間の空白を埋め心温まりました。

よしこちゃん、ありがとう。

 

各種温泉(野沢温泉、七味温泉、万座温泉葛温泉

夏はぬるめの、冬は熱めの。

選べる贅沢を噛みしめ。

葛温泉は秋の盛りに訪問し、身体まで深紅に染まりそうな景色でした。

長野県信州の秘湯葛温泉の旅館 髙瀨舘

 

 

三会

 

出会い直した芍薬農家の方

2019年の台風19号襲来の折り、

泥かきに行った際、お邪魔したことが初めて。

それからずっと気になっていて、奇跡的な引き合わせで再会が叶った。

 

そこで、事情で手放すことになった20年以上育った根を分けて頂いた。

こんなふうに花を繋ぎ、ご縁を繋いでこれたこと、

まわりの皆さまには感謝しかありません。

来春、畑で自由に咲いてくれるだろうとの希望まで頂きました。

 

脱皮したてのオニヤンマ

日の出を迎えながら、ひんやりした水を湛えた田で草取り。

暑くなる前に動こうとするのは、生き物として自然なことなのでしょう。

感激の出会いがオニヤンマでした。

 

稲穂に二体、昆虫がいるな‥と思ったら抜けた蛹と本体。

薄く透けている緑色がどんどん色づいて、

黄色と黒の縞々になって、繊細な翅にも血が通い、しっかりと脈打つ身体を

ふわりと無重力のように飛び立っていった。

 

オニヤンマの成虫寿命は1,2か月。

ヤゴでは約5年、水や泥に潜んで越冬もする。

その間に10回ほど脱皮を繰り返し、変態していく。

どこに潜んでいたんだろう、10年も休耕田だったここの。

 

けーこさんと一緒に見守り、見送り、

興奮を分かち合い、ぬかるみから這い出る余力がなく

お写真の代わりに心に焼き付けた出会いでした。

 

どこをどんな風にドライブをしていたのか、定かではないが

夏の山道、野生のクマを見かけました。

どれだけ山に入っても、嫁いで何年という主婦も

ニュースで報じるほど見たことはない、と聞いていた。

本物に(かすってでも)出会えたこと、超絶ラッキーでした。

 

ガサっと森に入ってしまい

狸や狐のように、姿を気軽にあらわさない感じ。

生態系の頂点だけあって、そうそう気安くはなかった。

またどこかで、次回はお顔をみせてほしい。親子で。

 

 

 

年を取ってくると、

初めての事は少なくなると思っていた。

そんな思い込みがひっくり返り

初めて尽くしで、予習が追い付かないまま

季節に追い抜かれ、置いて行かれたような感じの一年。

 

いつかは‥と思っていたことが現実になって、

ああ、叶う時間がまだあるんだな、とか

欲を出したら、それなりに力も湧いてきて

少し無理ができたり。

 

その少しが熱量に押され

怪我が多かったのは反省。

身体の声を聴けてない、などなど

三会次点で出会った針の先生にも釘を刺され。

 

頼られたら嬉しいんだよ、と言ってもらえて

意識的に甘えたり、できるようになったかな。前より。

 

一人では、とうていなしえないことが増えていく。

こういうことが豊かさなのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

フラワーエッセンスの振り返り、少し。

 

 

テーマレメディだったホリーの巨木とは

3度も会いに行くことできた。

 

柊の木、

細くてごちゃごちゃと生垣に生えていたりして

存在感は薄いイメージだったけれど、

ごつい樹皮、樹上に豊かな緑を湛え

ブナに邪魔されずあっけらかんとお日様を独り占めし

完全に安心しきった佇まいは

愛を体現すべく選ばれし雄姿そのものでした。

 

 

春分にはウオールナット、

夏至にはチコリー

愛、アイ、と絞り込んでこられ

息が詰まりそうになる時もあった。

 

サウィンではヴァイン。

あー、そうでしたか・・。

 

TAOのカードは何度も繰り返し

飽きもせず寄り添ってくれる、ローワン。

剣山では日本一の古木に出会え、

直観に従いなさい、を貫く一年となった。

 

途中、気持ちをゆさぶられることがおこっても、

その都度にお助けが来てくれた。

 

かすみんとドリカムライブに行った翌日、

タロットミュージアムへ訪問。

そこで引いたカードはマジシャン。

忘れていたー・・・と、また知らされ。

 

 

内外からの攻撃から守り

安全な場でこそ

解離していた意識を呼び戻すことができたのか、もしれない。

not me を体験し、取り組み、そして

それも一部であったことを受け入れた・・・のかな。

 

そこには愛が常にあり、

愛するものが対象でなければ

愛ゆえのブラインドな感情も、

受け入れることはなかっただろうと思う。

 

 

嫉妬、妬み、僻み、がこじれてしまうと、

とことんまで自己否定、自己嫌悪。

その扉が開く前に

無かったことにしてしまう方が凌げるというもの。

 

 

そんなに情愛が濃いほうではない、という自覚こそ

盲点であった、のかも。

濃淡ではなくて、あるんだということ。

それだけ。

 

自己とかいうくくりも

便宜上、今のところ、少し採用している、社会の中で。

そういう思いもあるんだよね、は

シンプルなのに

引き寄せるまでが長い道のりでした。

 

 

 

 

 

今年の花、などというテーマはないけれど

大輪の芍薬はセンターの座にふさわしい。

 

けれど、

種を水でふやかして、土にかえし、

(途中、面倒を見ていただき)

ちいさな双葉から、もりもり大きく葉を伸ばし、

地球に植えてからの成長ぶりに支えてもらえた、ホーリーバジル。

 

種を取った殻すらも、

古民家の玄関先で、ふんわりと香りを放ち

常に存在感を感じさせてくれていた。

 

 

そんな植物がある、というのを知ってから

ずーっと育ててみたいという夢があった。

 

こんなに気持ちの良い場で、

遮るものが無い空のもと

どんなふうに星空や風、行きかう人や獣や虫たちと

お話ししながら育ってくれたんだろう。

 

そんなお喋りを閉じ込めた種の、

望むような土と、私たちを、

ホーリーに捧げたいと願うのでした。

 

 

ありがとう2023年。